猫アレルギーの症状・原因物質・治療法!治る見込みは?
猫と遊んでいる時、鼻がムズムズしたり
体が痒くなったことはありませんか?
実は、現代人の10%が猫アレルギーだと
いわれており、その数は増えている傾向
にあるようです。
風邪や花粉症のような症状が現れている
場合、既に発症している可能性も否定は
できません。
季節に関係なく目や鼻、喉などに何らか
の異常がある際は一度検査を受けてみる
必要もあるでしょう。
そこで今回は、猫アレルギーの主な症状、
原因物質、治療法についてご紹介します。
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目次
猫アレルギーの主な症状とは?
基本的には、 花粉症や アレルギー性鼻炎
などの代表的な症状に似ています。
最初は猫アレルギーとは気付かないかも
しれませんが、目や鼻、喉の他、皮膚に
まで異常が現れたら、疑ってみましょう。
代表的なものとして・・・
・鼻のムズムズ感、くしゃみ、鼻水、鼻づまり
・喉の痛み、咳、喘鳴
などが挙げられます。
喘鳴とは、喘息患者の方などに見られる
症状で、「ゼーゼー、ヒューヒュー」と
いった呼吸音になることを意味します。
その他、皮膚のアレルギー症状としては、
赤み、発疹、痒みなどが挙げられます。
また、胸が締め付けられるような感覚や
肌荒れ(特に唇周り)などが現れること
も多いです。
家で猫を飼っている方は、一応警戒して
おいて下さい。
猫アレルギーの原因物質とは?
猫アレルギーを引き起こす原因物質は、
わかっているものだけで 8種類の存在
が確認されています。
「Fel d 1」~「Fel d 8」と銘打たれ、
人によって持っているアレルゲンの種類
が異なります。
その中で、最も影響が強いとされるのが
「Fel d 1」「Fel d 4」という物質で、
主要抗原とされています。
・ 「Fel d 1」とは・・・
猫の脂腺、唾液腺、肛門腺から分泌される
糖タンパクで、頭部及び首周辺の毛に多く
含まれているといわれています。
・ 「Fel d 4」とは・・・
猫の顎下腺から放たれる物質で、主に唾液
の中に存在しているアレルゲンです。
いずれにしても、毛づくろいの時などに体
を舐める習性があるため、猫の身体の表面
にはほとんど存在すると考えられます。
これらは、抜けた毛に付着したまま空中を
舞い、最終的に床に落ちたり、私達の衣服
に付着して 繊維の奥に入り込みます。
また、猫のフケにもアレルゲンは付着して
おり、その大きさはダニの糞よりも小さく、
とても粘着性があるものです。
つまり、他の6種類を合わせ、8種類の原因
物質のすべてにおいて、人が吸引しやすい
環境下にあると考えられています。
いかに猫アレルギーが厄介な存在であるか、
わかるような気もしますね。
猫アレルギーの検査方法!病院は何科で?費用や市販のキットも!
猫アレルギーの治療法とは?
治療法はいくつか存在します。
1つは舌下免疫療法です。
舌下から少量の スギ花粉を継続的に摂取
する方法です。
2年間続ける必要がありますが、スギ花粉
の克服にも繋がりますので一石二鳥です。
保険適用外となりますが、7割の方が改善
しているようです。
他のアレルギーにも効果が期待されるため、
試してみる価値はありそうです。
スギ花粉を含んだ米を1日1食食べるという
方法もあります。
こちらは2ヶ月ほどで効果が出るようです。
また、アレルギー物質をあえて注射すると
いう方法もあります。
もちろん少量を注射するのですが、重度の
猫アレルギーを克服した例もある治療法の
1つです。
いかがでしたか?
今まで気付いていなくても、思い当たる節
がある方も多いかもしれませんね。
特に、お子さんへの影響を考えると、安易
な問題とはいえないようです。
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