デコポンと不知火の違い!値段や栽培法は?韓国での別名も!
デコポンが並ぶようになります。
他の柑橘類とは異なり、コブのような突起
ができているのが特徴ですね。
実は、一般的にデコポンと呼んでいるものの
多くは、正式名称を 「不知火(しらぬい)」
といいます。
その中でも、特に美味しさの基準をクリア
しているものをデコポンと呼びます。
そこで今回は、デコポンと不知火の違い
について、もっと詳しくご紹介します!
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目次
デコポンと不知火は、清美とポンカンの交配品種!
不知火は、 清美オレンジと ポンカンの
交配によって生まれた品種です。
両者のいいとこ取りを実現し、柑橘類の中
でも特に甘味の強い品種となりました。
不知火の名は、生産が盛んに行われている
熊本県の不知火町から来ています。
(※現在は合併により宇城市の一部です)
他にもみかんの有名な産地である、愛媛や
和歌山、静岡などでも栽培されています。
デコポンという名前の方がよく知られて
いますが、これは 登録商標であり、基準
をクリアしたもののみの名前になります。
このように同じ果物でも糖度などの基準
により登録商標とされ、呼び方が異なる
のはデコポンと不知火だけです。
では、実際にどのような基準の違いが
あるのか、見ていきましょう!
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デコポンと不知火の違い・糖度や酸味の基準は?
デコポンと不知火は、 糖度と 酸味の基準
により呼び方に違いが生まれました。
デコポンと呼ぶためには、下記の2つの
基準をクリアする必要があります。
・クエン酸量(酸度)が1%未満。
出荷される際、柑橘関係農協県連合会に
より光センサーで糖度と酸度をチェック
されています。
そこで基準を満たし合格したものだけが
デコポンと名乗れるようになります。
ただし、不知火といっても甘味は十分で、
家庭で食べる分には申し分ないですね。
贈答用などの場合、お値段的にもどちら
を選ぶか、検討したほうが良さそうです。
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デコポンと不知火の違い・値段や栽培法は?
栽培地域としては、温暖な気候で日当たり
の良いところで育てられます。
寒さには弱いので、関東以北での栽培は
難しいとされています。
熊本をはじめ九州地方や、和歌山、愛媛、
静岡などの温暖な地域で育ちます。
露地ものであれば1月下旬くらいから収穫
ですが、市場にはハウス物が12月頃から
並び出します。
栽培方法はどちらも同じですが、デコポン
の基準をクリアさせるため、収穫してから
追熟して甘みを増してから出荷することも
あるようです。
苗の時点では、基準は当然ありませんので、
栽培する中で栄養素や甘みを濃縮するため
農家さんが手をかけて育てています。
それぞれの値段は、その年の出荷量などに
左右されます。
デコポンは、ブランド名ということもあり、
出荷の際に JAを通さなければならないなど
の規則もあるので、値段が高くなります。
贈答用の大きいものだと、不知火の2倍や
3倍の値段は当たり前といったところです。
デコポンの他の地域での呼び方は?韓国では?
デコポンとして出荷するには、必ずJAを
通さなければいけません。
また、流通が始まった頃には 熊本産しか
認められていなかったようです。
そこで、他の地域では別の名前で呼んで
いることもあります。
例えば、・・・
・愛媛:「ヒメポン」
・徳島:「ポンダリン」
・広島:「キヨポン」
などと呼ばれます。
いずれも、デコポンのようにかわいい名前
で親しんでもらえるようにという願いから
名付けられています。
また、韓国の済州島の特産物 「ハルラボン」
も同じ品種だそうです。
いかがでしたか?
贈答用などの高級品もありますが、スーパー
では数百円で購入できますので、旬の時期に
美味しくいただきたいですね。
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