食あたりで熱や寒気、頭痛が出ることも!牡蠣などに注意!
食あたり。
夏の食事や冬場の貝などでも多い医学用語では「食中毒」と言いますね。
原因には食べ物に混入する細菌、フグや
キノコなどの自然毒などが挙げられます。
ふと疑問に思ったことは、食あたりで熱が
出たり、寒気を感じたり、頭痛などの症状
が現れたりするものなのでしょうか。
腹痛、下痢、嘔吐などはよく現れるはず
ですが、その他の症状も気になります。
そこで今回は、食あたりと熱の関連性を
中心にご紹介したいと思います。
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目次
食あたりで熱や寒気を感じることも!
食あたりによる症状で、まず連想されるのは
腹痛や下痢、嘔吐かもしれませんが、実は 熱
や 寒気といった症状もあるのです。
風邪やインフルエンザなどの他の原因も多い
ですが、発熱があったり、寒気がした場合は
食あたりも疑う必要もあります。
原因菌によっては、39℃を超す高熱となって
現れることもあり、ここまで体温が上がると
逆に体は寒気で震える事態も…。
発熱する場合は、ウィルス性の食あたりも
多いとされ、下痢や嘔吐で水分を失うことが
多くなります。
脱水症状に陥らないよう、スポーツドリンク
などで、こまめな水分補給も必要ですね。
もちろんこれらの症状が一度に襲って来る
ため、 体力の消耗も一層激しくなります。
病院を受診し、点滴などを受ける必要もありま
すが、その後はおかゆや重湯など、柔らかい
食事でお腹に負担をかけないことも大切です。
牡蠣の食あたりで熱が出ることはあるの?
食あたりで有名な食材の一つに 牡蠣があります。
二枚貝によるものは非常に多く、そのほとんど
はノロウィルスによるものです。
牡蠣が海中でエラ呼吸する時に、プランクトン
と一緒にノロウィルスを取り込んでしまうため、
体内に蓄積してしまうのです。
そのため、牡蠣の鮮度は関係ありません。
ノロウィルスによる食あたりの場合も、嘔吐や
下痢に加え、高熱が出ることが予想されます。
こちらも体の水分を一度に失うことが多く、
脱水症状も激しくなります。
水よりも体内での吸収に優れているスポーツ
ドリンクなどを、一日1.5~2リットル補給
すると良いです。
熱があると冷たいものを飲みたくなりますが、
常温のものにしておいたほうが無難です。
そのほかには、おかゆやバナナ、ヨーグルト
などの消化に良いものを食べると、早期の回復
が見込めます。
細菌性とは異なり、ウイルス性の場合、直接
効果のある薬というのはありません。
そのため、病院に行っても対処療法が中心で、
数日の断食と点滴が行われるのが一般的です。
牡蠣による食中毒の対策!
食あたりで熱や頭痛がある時の薬は?
はっきり言って、食あたりを完璧に防ぐこと
は、非常に難しいです。
食べる前の体の調子によっても、比較的症状が
軽かったり、頭が割れると感じるくらいの 頭痛
が襲って来ることもあります。
高熱の場合、激しい頭痛が現れることも多く、
それが非常に強い吐き気や嘔吐を招くことが
あります。
ただし、安易に下痢止めや解熱鎮痛剤を飲む
こともできない状況です。
とくに下痢というのは、細菌を体外に排出する
ために必要な手段で、これを薬で止めてしまう
と、体内に細菌を留まらせてしまいます。
また、解熱鎮痛剤は体温を下げ、体を楽には
してくれますが、 免疫細胞の活動が弱まるとも
言われています。
細菌を退治したり、ウイルスの活動を抑制する
ことも中途半端になってしまいます。
そうなると回復までの時間がかかったりします。
39℃以上の高熱が続き、つらいという場合には
用法・用量を守り服用するのも手ですが、自己
判断ではなく、 専門医の指示を仰ぐことが大切
です。
食あたりは、消化管の症状などや、当日、または
前日食べたもので、ある程度の察しが付きます。
フグの毒にでもあたらない限り、死亡に至ること
は稀なので、病院で適切な処置を受け、早期の
回復を目指しましょう。
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