カンピロバクター食中毒の症状・潜伏期間・治療法!

食中毒にも様々な種類がありますよね。
意外と見逃しがちなのが、 カンピロバクター
による食中毒です。
確かに有名な病原性大腸菌O-157や、
ノロウイルスなどのウイルス性などと
比べると患者数は少ないです。
ただし、発生件数だけで言えば、
実はカンピロバクターが日本一なのです!
油断すると死亡に繋がる危険性も高いです。
そこで今回は、カンピロバクター食中毒の
症状や潜伏期間、治療法などをご紹介します!
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目次
カンピロバクター食中毒の症状は?
カンピロバクター食中毒の主な症状は、
まず37.5℃~39.5℃の発熱です。
40℃以上の高熱は滅多にないようですが、
38℃を超えてくると、大半の方は寝込む
レベルですよね。
それに伴い、 悪寒、頭痛、筋肉痛、全身
倦怠感などが現れてきます。
風邪の引き始めに酷似した症状が現れる
ため、よく間違われることがあります。
風邪と唯一違うのは、食中毒の大きな
特徴である腹痛、下痢、そして嘔吐など
の消化管の症状です。
酷い時は、頻繁に嘔吐と下痢が繰り返され、
下痢は主に水様便、まれに 血便、粘液便
などの場合もあります。
腹痛は嘔吐、下痢が落ち着いてもしばらく
続くため、完全に回復するまではお腹に
優しいものを食べる必要があります。
カンピロバクター食中毒の潜伏期間は?
他の食中毒に比べて、比較的 潜伏期間が長い
のがカンピロバクターの特徴です。
人により1~7日間の潜伏期間がありますが、
大半は2~3日の間に発症します。
多くの食中毒が当日、遅くても翌日には
発症するのに比べると、確かにゆっくり
といった感じです。
そのため、発症した時に「風邪でも引いた
かな?」と勘違いしやすいようです。
潜伏期間が長いことのデメリットとして、
原因物質の特定が難しいことが挙げられます。
カンピロバクターは主に消毒不十分な飲用水、
鶏肉、牛レバーなどでの感染例が多いです。
発症した日から過去に遡り、1週間以内に
そういった原因になるようなものを食べな
かったか、調べる必要があります。
万が一、レストランなどで食べた物が原因
だった場合、早めに保健所に連絡する必要性
も出てきます。
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カンピロバクター食中毒の治療法は?
ほとんどの場合は、特別治療をしなくても
1週間程度で症状が治まります。
ただ、嘔吐、下痢を1日に5回以上繰り返し、
意識が朦朧としたり、足元がフラフラに
なったりと重度の症状が現れる場合も。
それにより 脱水症状を起こしてしまって
いる際は、病院を受診し、抗生物質など
の化学療法や点滴をしてもらうなどの
適切な処置を必要とします。
また、食中毒症状が長引いてしまったり、
結腸炎を引き起こした場合は更に要警戒
とされています。
約1000人に1人の割合で ギラン・バレー
症候群を発症したり、 フィッシャー症候群
などを発症することがあるためです。
早期に適切な処置を行ったとしても、
重症に発展しないとは言い切れないため、
カンピロバクター食中毒は怖いものです。
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