シャコ(蝦蛄)の旬の時期!北海道小樽・愛知・岡山では?
シャコの美味しい季節になります。
暖かくなると、海老のような姿形をしていますが、属している生物の
種類としては、かなり遠い関係なんだそうです。
体の形は偏平で、頭にはカマキリのような
大きな鎌状の補脚を持っています。
その補脚は餌を捕えるだけでなく、貝や蟹に対して
肘打ちを食らわし、 攻撃する武器にもなるようです。
どこか怖いようなイメージの外見を持つ
シャコですが、味はとっても美味!
イタリア人と日本人しか食べないのは、
正直もったいないと言わざるを得ませんね。
そこで今回は、シャコの旬の時期についてご紹介します!
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目次
シャコの旬の時期・小樽(北海道)では?
北海道 小樽では、春と秋の2回、旬のシャコを
楽しむ事が出来ます。
春シャコは全国で獲る事が出来ますが、秋シャコが
獲れるのは小樽を含めても少ないようです。
小樽での旬の時期は、春ならば5月、秋ならば11月と
されており、一層美味しいのだとか…。
この時期にとくに美味しいのは、春に産卵期を迎える
ことと、夏に 脱皮を繰り返すことで、秋に身が引き締
まることが理由とされています。
したがって、春は卵を持つメスが美味しいとされ、
秋は断然オスの方が人気が高いのです。
産卵期の朱色のメスの卵巣は「カツブシ」と
呼ばれて珍重されています。
小樽産のシャコは 石狩湾に生息しており、国内で獲れる
中では、サイズが大きいのが特徴です。
漁法も独特で、シャコ刺し網漁法という漁法で
漁が行われます。
海が時化て海底が濁った時に一斉に巣穴から出て来て
餌をとる、というシャコの習性を利用し、荒天の前に
投網をしておき、天候がおさまったら網を引き上げる
という漁法です。
結局、北海道の海の幸は何でも人気がありますね。
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シャコの旬の時期・愛知では?
愛知県はシャコの漁獲量日本一として有名で、
その中でも知多の豊浜漁港は県内一の水揚げ量を
誇っています。
旬の時期は4月~5月で、脂の乗りが一段と
違って来るようです。
小型底引き網漁法で漁獲されるシャコは、カリウムや
リン、ビタミンA、B1を含み、なかでも貝類にも
多く含まれる タウリンを含んでいます。
最近テレビCMなどでよく耳にするタウリンですが、
交感神経抑制作用があり、これは塩分を摂り過ぎる
事で起きる高血圧を改善する効果があります。
カリウムも同じ効果が期待できますので、血圧を
気にされている人にはおすすめの食材です。
また、 血中の総コレステロール値を下げ、善玉
コレステロールを増やし、脳卒中や動脈硬化、
心不全などを予防してくれます。
さらにシャコには コラーゲンが多く含まれており、
美肌を保つためにもいい食材だといわれています。
道理で愛知の人は色白美人が多いですね。
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シャコの旬の時期・岡山では?
岡山県の郷土料理「ばら寿司」には、地域や時期
によってシャコが使われます。
他の地域でもばら寿司と呼ばれる物はありますが、
具材の数や大きさ、量などが圧倒的に多いのが岡山の
ばら寿司で、江戸時代の岡山城が発祥といわれています。
水揚げのピークは春の3~5月、秋の10~12月までで、
4月、11月が旬と言って良いでしょう。
そして岡山県の笠岡市は 「シャコの街」と称しています。
市の「さかな」としてシャコを定めていて、
旬の味覚を堪能できるお店も数多くあります。
塩茹でしたシャコだけでなく、天ぷらを甘めの出汁を
混ぜた卵でとじ、ご飯の上に乗せた シャコ丼も人気。
フライをトッピングにしたシャコラーメンなど、
馴染みのない料理を含め、そのレパートリーは
本当に豊富です。
北海道をはじめ、愛知でも、岡山でも、九州の
有明海でも、全国的に獲れるシャコ。
独特な見た目で敬遠してた方も、食べてみると
ハマってしまうことも多い食材ですね。
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