スズメバチの天敵!オニヤンマやアブ、ハチクマ、長野県民?
という概念として 食物連鎖という言葉があります。
生物は同種多種関係なく、様々な形で自分以外の
生物を利用して生きています。
その生態系を形にするとピラミッドのような形になります。
上位に行けば行くほど攻撃性も強く、
体も大きな固体が増えます。
その中で昆虫の中の捕食者と言われて、真っ先に思い浮かぶ
のは スズメバチという人も多いのではないでしょうか。
そんな強者であるスズメバチにも多数の天敵が存在します。
今回はその天敵にスポットをあててご紹介します。
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目次
スズメバチの天敵・アブやオニヤンマ
まずスズメバチを捕食する昆虫の代表として、
オオカマキリや オニヤンマなどの大型のトンボ、
そしてクモやアブなどがいます。
意外にもオニヤンマやアブが天敵とされています。
オニヤンマといえばトンボの中でも大型で、
なかなかお目にかかる事は出来ませんが、
強靭な顎を持ち、スズメバチを捕食します。
また、アブの中でも ムシヒキアブという種類の
アブがスズメバチを捕食します。
ムシヒキアブは優れた狩りの能力を持っていて、
昆虫界最強クラスのアサシンとも呼ばれているようです。
スズメバチの天敵・ニワトリ、ハチクマ
天敵の中でも鳥類と言えば ハチクマがいます。
ハチクマはタカ科の渡り鳥で、同じ猛禽類のクマタカに
似た姿で、ハチを主食とする性質を持っている事から
和名をハチクマというようです。
ハチクマは立派な体毛を持っているおかげで、
スズメバチの毒針を受ける事がありません。
攻撃を受けずにスズメバチの巣を破壊して持ち帰り、
幼虫やさなぎをヒナに与えます。
樹上に作られた巣だけでなく、地中に作られた巣
でさえも、見つけ出し捕食してしまうのです。
ニワトリもスズメバチの天敵と言われています。
スズメバチは同じ場所をぐるぐると回って飛ぶ習性が
あるため、ニワトリは簡単に捕まえてしまうのです。
スズメバチの天敵・熊
熊と蜂蜜、というイメージは強いですよね。
実際に熊はスズメバチの巣を襲い、
蜂蜜やハチの子を捕食します。
その際、勿論スズメバチは熊に攻撃してくるそうですが、
熊もハチクマと似たように硬く針金のような体毛に覆われ
ているため、ダメージはほとんど受けません。
更には、熊は優れた解毒能力を持っているので
もし刺されたとしても強い免疫力でカバーできます。
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長野県民が最強!?
自然界の天敵をいくつか挙げてきましたが、
でもどんな天敵よりも一番怖いのは、やはり人間
なのではないでしょうか。
毒針から完全に身を守り、殺虫剤や煙や様々な道具で
根こそぎ駆除してしまうのですから…。
特に長野県辺りでは、オオスズメバチという
他のスズメバチの天敵でもあるハチの幼虫を
貴重なタンパク源として食用にしています。
また、成虫になったオオスズメバチを捕獲し、
焼酎や蜂蜜に漬けたり、唐揚げにして食べる事も
あるそうです。
人間ほど恐ろしい存在はありませんね。 (笑)
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