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本しめじとぶなしめじの違い!植物学的分類・栄養・希少価値・値段!

本しめじ ぶなしめじ 違い

本しめじとぶなしめじの違い!植物学的分類・栄養・希少価値・値段!きのこ類は食物繊維をはじめ栄養も豊富なので、
よく料理に利用するという人も多いと思います。

 

椎茸やえのき茸、エリンギなどと並ぶほど利用
されるものに「しめじ」がありますよね。

 

「香り松茸味しめじ」といわれるくらいなので、
美味しいきのこの代表格といえそうです。

 

ただ、本しめじ、ぶなしめじという違う種類の
ものがあるのをご存知でしょうか…。

 

この2つには大きな違いがあり、私たちが普段
購入して食べているのはぶなしめじです。

 

そこで今回は、本しめじとぶなしめじの違い
についてご紹介します!

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目次

本しめじとぶなしめじの植物学的分類の違いは?

品種や商品名の違いだと思われている人も
多いかもしれませんね。

 

ですが、実は植物学的分類が異なります。

 

・本しめじ :シメジ科シメジ属
・ぶなしめじ:シメジ科シタモギタケ属

という分類になっています。

 

また、見た目にも違いがあります。

 

太くて全体的に丸っこいのが本しめじで、
細くてひょろっとしているのがぶなしめじ
の特徴です。

 

一般的に販売されているのはぶなしめじ
がほとんどです。

 

それでも、かつては本しめじとして販売
されていたという歴史があります。

 

しかし、実際には品種自体も異なりますし、
消費者を混乱させてしまうことになります。

 

そこで、現在では正式名称であるぶなしめじ
として販売されるようになっています。

 

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本しめじとぶなしめじの希少価値や値段の違いは?

本しめじは非常に希少価値が高いもので、
その分値段も高い高級品です。

 

その点では、比較的安価なぶなしめじとは
大きな違いがあります。

 

その理由は栽培方法にあります。

 

本しめじは松茸などと同じく、菌根菌タイプ
のきのこです。

 

生える場所は、赤松コナラの木など
に限定されています。

 

特に天然物は貴重ですが、人工栽培も難しい
とされ、なかなか市場に出回らないのです。

 

スーパーなどで1袋99円程度で販売されて
いるのはぶなしめじです。

 

こちらは人工的に栽培することが比較的簡単
なので、安く手に入れることができます。

 

同じしめじでも、希少価値の差が全く異なる
といってよいでしょう。

 

 

本しめじとぶなしめじの栄養学的な違いは?

どちらも主な栄養素は、 ビタミンB1、B2、D、
カリウム、食物繊維
などです。

 

特に豊富なのはカリウムと食物繊維です。

 

実は、これらの含有量を調べてみても、両者
で大きな違いは見受けられません。

 

ただし、ビタミンCビオチンという
成分は、ぶなしめじだけに含まれています。

 

本しめじだけに含まれるのはくらいです。

 

カロリーも、どちらも15kcal前後ですので、
栄養学的な違いはほとんどないといえます。
 
しめじの栄養と効能・美味しい食べ方は?
 

 

味や香り、用途の違いってあるの?

栄養学的にはあまり変わりがありませんが、
旨味成分が多いのは本しめじです。

 

グアニル酸、グルタミン酸、アスパラギン酸
などの旨味成分が豊富に含まれています。

 

また、味をまろやかにするトレハロース
含まれているので、美味しく感じられます。

 

ぶなしめじにもグルタミン酸やアスパラギン酸
含まれていますが、本しめじと比較してみると
含有量に違いあり、あっさりした味わいです。

 

ただし、クセがない分、幅広い料理に使うこと
ができます。

 

用途としては、多少の違いがあるようです。

 

本しめじは希少価値も高く、旨みが強いため
丸ごと焼いたり蒸したりして頂くのがベスト
かもしれませんね。

 

ぶなしめじは炒め物やスープなど、様々な料理
に活用できます。

 

バター焼きなどにすると旨みが加わって
さらに美味しくなりますね。

 
本しめじの方が希少価値が高く、高級品と
されていますが、味は違っても香り
あまり変わらないようです。

 

 

実は、随分異なる点が多いきのこということが
わかりましたが、どちらも工夫次第で美味しく
頂けますね。

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