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ジカ熱の症状・感染経路・潜伏期間!妊婦は胎児の小頭症も!

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ジカ熱の症状・感染経路・潜伏期間!妊婦は胎児の小頭症も!最近のニュースでよく耳にする 「ジカ熱」

 

リオデジャネイロオリンピックを前にして
ブラジルで流行しているウイルス感染症です。

 

ブラジルの保健省では、妊婦の渡航自粛を
依頼するなど、国家緊急事態宣言
出されています。

 

日本人の感染者が見つかるなど、世界中に
感染が広がっており、今後も注意が必要です。

 

そこで今回は、ジカ熱の主な症状や感染経路、
潜伏期間に加え、予防法やワクチン
について
もご紹介します。

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目次

ジカ熱の主な症状は?

ジカ熱は、 ジカウイルスに感染することに
より発症し、発熱や発疹が起こります。

 

主な症状として・・・

・急性の発熱
・頭痛
・関節痛
・結膜炎
・発疹

などが挙げられます。

 

重症の場合は、 腹痛、下痢、嘔吐などが
強く現れることがあります。
 

症状はおよそ4日~7日程度続き、自然に
治まるのを待つことになります。

 

ただし、重症化することは少なく、軽症で
感染に気が付かない人もいるくらいです。

 

生命の危機に陥るようなケースもほとんど
ないといって良いでしょう。

 

では、なぜ連日騒がれているのかというと…

 

ジカ熱の感染とギランバレー症候群の関係性
が指摘されているからです。

 

ギランバレー症候群とは、急性または多発性
根神経炎で、主に運動神経に障害がおよび、
四肢の筋肉を動かすことが困難になる病気です。

 

左右の手足に力が入らず、筋力や腱の反射も
著しく衰えてしまいます。

 

発熱や頭痛、咳、喉の痛みなど、風邪の症状
が治まる頃に発症しますが、細菌やウイルス
に感染することが引き金となっています。

 

日本では、10万人に1人程度の発症率とされ、
特定疾患に指定される指定難病のひとつです。

 

詳しくは未だ研究中ですが・・・

ジカ熱の流行とギランバレー症候群の患者数
増加の推移が 比例することから、問題視され
ています。
 
蚊取り線香の効果!置く場所はどこがいい?
 

 

ジカ熱の感染経路と潜伏期間は?

ジカウイルスの感染経路は、媒介する
刺されることが挙げられています。

 

日本では、ヒトスジシマカのみ危険性
が指摘されています。

 

ただし、海外から 感染者が入ってくることも
あるため、他の蚊についても危険性を視野に
入れる必要がありそうです。

 

潜伏期間は、感染してからおよそ10日間程と
されています。

 

アフリカや南・東南アジア、南米などで患者
が確認されており、2016年2月には日本でも
感染者が出ました。

 

基本的に、蚊に刺されない限り、防ぐことは
可能とされています。

 

しかし、一部では人から人へ、血液や体液に
よって感染したことが疑われるケースも出て
いるようで、研究が進められています。

 

妊婦さんが発症すると胎児が小頭症になる?

重症化や生命の危険が少ないとされるジカ熱。

 

しかし、 妊婦さんが感染することで、胎児に
大きな影響を及ぼす懸念があります。

 

妊娠期間中にジカ熱に感染した場合、お腹の
胎児が小頭症にかかる危険性があると指摘を
受けています。

 

小頭症とは、赤ちゃんの脳が発達不全になる
神経系の疾患のひとつです。

 

通常に比べて、頭が異常に小さい子供が生まれ、
発達障害があったり、最悪の場合、亡くなって
しまうケースもあります。

 

ブラジルでは近年、小頭症の子供が急増して
おり、ジカ熱の流行と時期が重なることから、
因果関係が指摘されていました。

 

ブラジル保険省や欧州疾病対策センターなどの
研究により、その裏付けも取れたようです。

 

現在、世界保健機関(WHO)は妊婦さんの
流行地域への渡航を制限する勧告を出して
います。

 
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ジカ熱の予防法は?ワクチンはあるの?

現在、ジカ熱を予防する ワクチンはありません。

 

デング熱と同様、基本的に蚊を媒介して感染
するため、それなりの 予防法を実施するしか
ありません。

 

外出時は長袖を着用したり、虫除けスプレー
などで対策するのも良いでしょう。

 

乳幼児や妊婦さんは、蚊の多い場所へ出かける
のを極力控えた方が良いかもしれませんね。

 

もちろん、流行地域への渡航は NGです。

 

 

2016年、リオで夏季オリンピックが開催され、
ブラジルに渡航する人も多くなります。

 

日本とは異なり南半球での開催ですが、気候
的に蚊の心配もありそうですね。

 

オリンピック後、日本でジカ熱が流行しない
よう願うばかりです。

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