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椿餅の発祥の由来や食べる季節!道明寺粉を使った作り方も!

椿餅 作り方

椿餅の発祥の由来や食べる季節!道明寺粉を使った作り方も!椿が咲く時期に食べられる和菓子に、
椿餅というのがあります。

 

まだまだ寒い2月頃の季節のお菓子です。

 

柏餅や桜餅に比べるとマイナーな感じも
しますが、平安時代から食べられていた
という歴史ある和菓子です。

 

自宅で作るのは難しそうですが、スーパー
で売られている材料で作ることができます。

 

そこで今回は、椿餅の発祥の由来、季節、
自宅での作り方
などについてご紹介します。

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目次

椿餅の発祥の由来や食べる季節は?

椿餅は、 道明寺粉で作った生地にこし餡
を包み、椿の葉でくるんだお菓子です。

 

日本最古の餅菓子ともいわれ、その歴史は
とても古く、柏餅や桜餅の前身ともいえる
存在です。

 

歴史的な発祥の由来を調べると、 平安時代
頃から既に食べられていたようです。

 

紫式部により書かれた『源氏物語』の中の
若菜の巻きに・・・

椿い餅、梨、柑子やうのものども、
様々に筥の蓋どもにとりまぜつつあるを、
若きひとびと、そぼれとり食ふ

と、椿餅を食す場面が描かれています。

 

当時は小倉餡は存在せず、 甘葛(あまづら)
といって、蔦の汁を煮詰めたものを生地に
練り込んで甘味を付けていたようです。

 

発祥の地については明確にされていませんが、
おそらくは新潟などの 米どころではないかと
推測されています。

 

季節としては、椿の咲く時期なので、2月頃
から早春の桜餅の季節の前に食べられます。

 
桜餅の道明寺と長命寺の違いとは?
 

 

椿餅の作り方!

椿餅の主な材料は 道明寺粉で、もち米を乾燥
させてから挽いたものです。

 

名前は「道明寺天満宮」に由来しています。

 

道明寺天満宮には、菅原道真とその伯母が
祀られていますが、この伯母がご飯を乾燥
させたものが始まりといわれています。

 

 

椿の葉っぱさえ用意できれば、 自宅で椿餅
を作ることもできますので、ぜひ挑戦して
みて下さい。
 

 

★椿餅の作り方

【材料】10~12個分
・道明寺粉:150g
・食紅  :適量
・砂糖  :100g
・水   :約350cc
・椿の葉 :20枚
・こし餡 :適宜(市販のものでOK)

 

1.鍋に水と少量の食紅を入れて沸かします。

2.湯が沸いたら、そこに道明寺粉を入れてよく混ぜ合わせます。

3.鍋にアルミホイルを被せて蒸らすようにし、生地をふっくらとさせます。

4.餅の生地がふっくらとしたら、砂糖を混ぜて弱火で加熱します。

5.砂糖が生地全体になじむように混ぜ合わせます。

6.生地の粗熱を取り、幾等分かに分けて下さい。

7.こし餡を包み、椿の葉2枚で挟みます。

 

近頃は、道明寺粉もスーパーで簡単に入手
できるようになりました。

 

思ったよりも手軽に自宅で上品な和菓子
作れますので、寒い冬に家で過ごす際など、
試してみてはいかがでしょうか。

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