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麦秋の候の読み方と意味!時期はいつ?時候の挨拶を含む例文も!

麦秋の候 意味

麦秋の候の読み方と意味!時期はいつ?時候の挨拶を含む例文も! 麦秋の候と聞くと、いつ頃の季節を
イメージしますか?

 

という字がつくので9月~10月頃
かと思うかもしれませんね。

 

しかし実は、秋の時候の挨拶
ではないんです。

 

昔から使われていた日本語には、
間違いやすいものも多くあるため、
気を付けたいですね。

 

そこで今回は、麦秋の候の読み方や意味、
使う時期、使い方
などを紹介します。

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目次

麦秋の候の読み方と意味は?

麦秋の候の読み方は「ばくしゅうのこう」

麦の穂が実り、収穫期を迎えた
初夏のことを意味しています。

 

麦が熟し、麦にとっての「秋」という
ことから名付けられた季語です。

 

また、茶色くなった麦畑を、秋の
ススキに例えたという説もあります。

 

雨が少なく乾燥した季節ですが、
すぐに梅雨が始まってしまうことから、
農家にとって麦秋はとても短い期間
と言われています。

 

「むぎあき」 「麦の秋」とも
呼ばれることもあります。

 

 

麦秋の候の時期はいつ?

麦秋の候は初夏に使う言葉なので、
5月から6月にかけての時期に使います。

 

七十二候の1つで、二十四節気の 小満
の末候にあたり、5月31日~6月4日頃
に相当します。

 

ですから、6月に入りすぐに届くような
手紙の時候の挨拶として使うのが一般的
ということになります。

 

梅雨前の時期に麦が黄金色に色づき、
ちょうど刈り入れ時期に使う表現と
言って良いでしょう。

 

ちなみに、5月には竹の葉が黄色く染まり
葉を落とすので 「竹の秋」と使うことも
あるそうです。

 

いずれにしても、誤って9月くらいから
の時期に使わないようご注意下さいね。

 
6月の時候の挨拶・上旬、中旬、下旬の使い分け!
 

 

麦秋の候を使った時候の挨拶を含む例文と結び

麦秋の候という時候の挨拶を使った
季節の挨拶の例文と結びを紹介します。

 

・拝啓 麦秋の候、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます。
・拝啓 麦秋の候、貴社いっそうご隆昌のこととお慶び申し上げます。
・麦秋の候、お変わりなくお過ごしでしょうか。

などのように使います。

 

仮に5月に使う場合は、

・五月晴れの日々をどうかお健やかにお過ごしください。敬具
・風薫る新緑の中、皆様のますますのご健勝をお祈りいたします。敬具
・向暑の折から、くれぐれもご自愛ください。

などと結びの言葉を入れましょう。

 

6月の結びは、

・本格的な夏を控え、いっそうご自愛ください。敬具
・爽やかな初夏のみぎり、皆様のますますのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。敬具
・梅雨入り前でございます。体調を崩されませぬよう、皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。

といった具合です。

 

また、どの季節でも使える結びの言葉として、

・何かとご多用とは存じますが、くれぐれもご無理などなさらないようご自愛ください。
・末筆ながら、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

などがあります。

 

冒頭で「拝啓」という頭語を入れた際は、
結びの言葉のあとに結語として 「敬具」
と入れるようにしましょう。

 

 

いかがでしたか?

黄金色のきれいな景色が想像できる
ようなきれいな言葉ですね。

手紙を書くときに、ぜひ使ってみては
いかがでしょうか。

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