日々の気になるトリビアを先取りで紹介しています!

   

青梅の毒の正体と致死量!生やシロップは危険?加熱すると?

青梅 毒

青梅の毒の正体と致死量!生やシロップは危険?加熱すると?普段私たちが食べているものの中にも、
があるものってありますよね。

 

例えば、フグやジャガイモの芽などが
有名ですよね。

 

他にも、青梅にも含まれているのを
ご存知でしょうか。

 

梅酒や梅ジュースを作ったり、梅干しを
漬けている人も多いですが、この場合は
大丈夫なのでしょうか。

 

そこで今回は、青梅の毒について
ご紹介します!

Sponsored Link

 

目次

青梅の毒性・ドラマ大奥のセリフで話題に!

テレビドラマ 「大奥」の中で、以下のような
台詞がありました。

 

「この季節は庭に落ちた青梅などを口にしよう
ものなら、たちどころに毒にあたって、お命を
落とすこともございましょう。

お方様もお気をつけ遊ばされませ。」

 

将軍継嗣の問題がある中、これを聞いた人が
男子の暗殺を謀ろうする話です。

 

何とも怖い話ですが、これを聞くと青梅には
強い毒性があり、危険と思ってしまいますね。

 

大人なら大丈夫でも、小さな子供ならすぐに
致死量に達してしまうのかもしれない…。

 

そのように心配する人も多いと思いますが、
実際はどうなのでしょうか。
 
梅干しの栄養・効能・カロリー!クエン酸以外にも健康維持に!
 

 

青梅の毒・その正体と致死量は?

青梅に含まれている毒性を持つ成分は・・・
「アミグダリン(青酸配糖体)」
という物質です。

 

これは、梅に限らず未熟な果実に含まれて
いることがあります。

 

ただし、アミグダリン自体に毒性があると
いう訳ではありません。

 

これが、私たちの体の中にある酵素と反応
することで、「シアン」という危険な物質
に変化します。

 

含まれている量は 微量で、実を食べただけで
重症化することはほとんどないようです。

 

子供が誤って少し食べてしまったとしても、
致死量に至ることはないのでご安心下さい。

 

また、青梅の実が小さいほどアミグダリンは
多く含まれているので、気を付けて下さいね。

 

さらに、青梅の種子にもアミグダリンが多く
含まれています。

 

幼児の場合だと、5~10個程度食べただけで、
死に至る場合もあるそうです。

 

種だと一気に毒性も増すようです。

 

種を食べることは、まずないとは思いますが、
一応頭の中に入れておいた方が良さそうです。

 

青梅以外にも種にアミグダリンを持っている
果物はありますので、小さなお子さんがいる
場合、種にはとくに注意して下さい。
 

Sponsored Link

 

青梅の毒・生で食べるのは危険?シロップは?

未熟な梅には、毒の素となるアミダグリンが
含まれてますが、成長すると自然と 消失して
しまいます。

 

同じように、砂糖漬けや塩漬け、アルコール
漬けにしていると、日数が経過するとともに
成分が分解されていきます。

 

ですから、シロップ漬け、梅酒、梅干しなど
安全ですね。

 

生で食べても数個でしたら問題ありませんが、
心配な方は控えるようにしましょう。
 
食中毒を起こしやすい食べ物!逆に予防効果のある食べ物は?
 

 

青梅の毒抜き・加熱すると消失する?

長時間漬けておく他、 40度以上に加熱させる
ことで、安心して食べられるようになります。

 

40度以上になると酵素が働かなくなるため、
アミダグリンがシアンに変わることもなく
なります。

 

すぐに食べたいときには加熱処理するのが
良いでしょう。

 

他には、数日間 天日干しにするのも、
毒抜きの効果があります。

 

なるべく子供には未熟な梅を食べさせない
ようにしたいですね。

Sponsored Link


関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。