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淡嶋神社の雛流しの神事!日程・時間・由来は?御祭神とご利益も!

淡嶋神社 雛流しの神事

淡嶋神社の雛流しの神事!日程・時間・由来は?御祭神とご利益も!和歌山県の和歌山市加太にある淡嶋神社

 

全国の淡島(嶋)神社、粟島神社、
淡路神社の総本社となります。

 

雛流しの神事で有名で、約2万体とされる
人形が拝殿に奉納されている様は壮観です。

 

ひな祭りが3月3日になった由来を持つ
この神事、一体どんな行事なのでしょうか。

 

そこで今回は、淡嶋神社の雛流しの神事を
テーマに、日程や時間、由来
などをご紹介
します。

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目次

淡嶋神社の雛流しの神事・日程と時間は?

日程はもちろん、毎年3月3日のひな祭りの日
に行われ、時間は例年 正午から始まります。

 

雛納祭と雛流し祭が以下のスケジュールで
行われています。

 

【雛納祭】
(12:00)
・修祓の儀(清めの御祓)
・神饌の儀(お供え物を神に捧げる)
・宮司祝詞
・神饌を撤す
・宮司一拝

 

(12:30頃)
・形代を舟に積む
・雛を舟に積む

 

(12:40頃)
・信者(参拝者)が雛流しを行なう場所まで舟を運ぶ

 

【雛流し祭】
(13:10頃)
・修祓の儀
・宮司祝詞
・巫女により、桃の花・菜の花が舟に積まれる

 

(13:20頃)
・白木の舟を流し、巫女によって千羽鶴が撒かれる

 

尚、雛人形は前年の祭りの後に奉納
されたものです。
 
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淡島神社の御祭神とご利益は?

淡嶋神社に祀られている 御祭神は・・・

・少彦名命   なひこなのみこと
・大己貴命   おほなむじのみこと (大国主命)
・息長足姫命  おきながたらしひめのみこと (神功皇后

とされています。

 

主な御利益は・・・

「安産」「子宝」「婦人病」「人形供養」
「交通安全」「学業」「大願成就」

などです。

 

女性に優しい神社とされ、御祭神である
少彦名命が 医薬の神様とされていること
由来しています。

 

特に、女性特有の病気である平癒や、安産、
子授けに霊験あらたかだといわれています。

 

さらに、最近では安産、子宝の前の段階の
縁結びのご利益もあるとされています。

 

「恋する乙女」のパワースポットとしても
人気を集めています。

 
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淡島神社の雛流し・どんな行事?由来は?

雛流しの風習は、古くは 室町時代に、病や
苦しみを紙で作った人型に移して、川に流
したのが始まりといわれています。

 

人の形をした紙や、千代紙や色紙で作った
人形で身体の悪い所をなでたり、息を吹き
かけたりして厄災を移します。

 

それを海や川に流す形をとっているところ
が多いです。

 

淡嶋神社の雛流しの神事は、全国から奉納
された内裏雛を 白木の舟に乗せて加太の海
に流します。

 

願い事は人型の紙に書いて一緒に乗せます。

 

舟に乗せる内裏雛は、前年の雛流しの翌日
から奉納されてくるものを、1年間神社で
保管しておいたものです。

 

お雛様そのものを船に乗せて流すように
なったのは、昭和37年からです。

 

藁で編んだ小さな舟に紙の雛人形を乗せて
流すのとは規模が違いますから、ある意味
壮観な行事となっています。

 

淡嶋神社と雛飾りの関係は、御祭神である
少彦名命と神功皇后が男雛、女雛であると
いわれていることに始まります。

 

さらに、紀州の 徳川家に姫様が誕生した際、
その初節句に一対の人形を奉納する習慣が
あったようです。

 

また、ひな祭りが3月3日になった由来は、
仁徳天皇五年三月三日に友ヶ島から対岸
の加太へのご遷宮があったからです。

 

なお、 スクナヒコナ祭が後に簡略化されて
ヒナまつりといわれるようになったという
説もあります。

 

淡嶋神社の雛流しは、毎年大勢の観光客が
訪れる有名な神事です。

 

お雛様を積み込んだ白木の舟は、女性たち
の手によって海岸まで運ばれます。

 

海岸まで運ばれた舟は宮司さんのお祈り
受けたあと、海に流されます。

 

そして、娘の健やかな成長を祈りながら、
流れていくお雛様を見送ります。

 

親の願いが込められた厳かな儀式ですね。

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