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短日の候の読み方と意味!時期はいつ?時候の挨拶を含む例文も!

短日の候 意味

短日の候の読み方と意味!時期はいつ?時候の挨拶を含む例文も!年末になると、お世話になっている方に
お歳暮や挨拶状を贈ることも増えますね。

 

そして、この時期の手紙などに用いる
時候の挨拶に 「短日の候」があります。

 

文字を見る限り、いつの季節に使用する
ものか、少しわかりにくいと思います。

 

とくに改まった相手に手紙を出す際は、
その意味を把握しておきましょう。

 

そこで今回は、「短日の候」の読み方や
意味、時期、使い方の例文
などをご紹介
します。

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目次

短日の候の読み方と意味は?

「短日の候」の読み方は、漢語調の挨拶
に習い、漢字の部分を 音読みにします。

 

つまり「たんじつのこう」です。

 

ほとんどの方は読めると思いますが、
その意味が問題ですね。

 

「短日」とは、 「日照時間の短い日」
「日中の時間の短い冬の日」を指す言葉
です。

 

いわゆる「日暮れが早い」という感覚で
使用される 冬の季語です。

 

「候」は天候、季候を表す言葉ですが、
時候の挨拶に用いる場合は、「折」など
と同様に「時節、季節、頃」を意識した
ほうが覚えやすいかと思われます。

 

したがって「短日の候」全体としては
「日の短さが目立つ今日この頃」
「日暮れが早い季節を迎え」

といった意味になります。

 

「短日の折」「短日のみぎり」と代用
しても、大きな違いはありません。

 

 

短日の候の時期は?いつ?

「短日の候」を使える具体的な時期は、
12月上旬~「冬至」辺りとなります。

 

時候の挨拶は、表現によっては初旬、
中旬、下旬しか使用できないものも
あります。

 

短日の候は、12月を通して使用しても
問題はありませんが、 「年末」「歳末」
を前面に押し出す表現ではありません。

 

「日が短い」ということで、12月7日頃
「大雪」~12月22日頃の「冬至」
使用されることが最も多いです。

 

冬至を境に日が長くなって行きますし、
それ以降は、 年の瀬が押し迫った意味の
時候の挨拶を用いたほうが良いですね。

 

「歳末の候」などはピッタリです。

 

 

短日の候の使い方・時候の挨拶を含む例文と結び

では、実際に手紙などに使用できるよう
いくつか 例文をご紹介します。

 

基本的には頭語という「拝啓」「謹啓」
などの言葉から書き始めます。

 

親しい相手などには省略も可能ですが、
ビジネスなどの場面では使用したほう
が良いでしょう。

 

なお、頭語を使用した際には、終わりに
結語を添えます。

 

「拝啓」で始めたら「敬具」「敬白」
「謹啓」で始めたら「謹言」「謹白」
などを使用します。

 

女性に限りどちらで始めても「かしこ」
を使うこともできます。

 

【例文】

短日の候、お元気でお過ごしでしょうか。
(本文)
今年も残りわずかとなりましたが、風邪などひかずに良い新年をお迎えください。

 

拝啓 短日の候 皆様におかれましてはお変わりなくお過ごしのこととお慶び申し上げます
(本文)
何かとご多用のことと存じますが お身体ご自愛くださいませ 敬具

 

謹啓 短日の候 ますますご清祥のこととお慶び申し上げます
(本文)
年末ご多用の折と存じますが ご自愛専一にて良い新年をお迎えください 謹白

 

最も儀礼的な文書にしたい場合、
本文を含め、すべて句読点の代わり
空白を使用します。

 

年内最後の手紙になると思いますので、
「来年もよろしくお願いします」
と添えておくのも良いでしょう。

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