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お正月の子供の遊びの意味と由来!福笑い・凧揚げ・羽根突きなど

お正月 子供 遊び

お正月の子供の遊びの意味と由来!福笑い・凧揚げ・羽根突きなどお正月といえば年賀状、お年玉、おせち
など、たくさん楽しみがありますね。

 

子供なら、昔から伝わる 伝統的な遊び
その1つとなります。

 

福笑い・百人一首・いろはがるた・双六
凧揚げ・羽根突き・コマ回し等々…。

 

まだ幼い頃に、当たり前のように一度は
やったことのある遊びばかりだと思います。

 

その1つ1つにちゃんとした 意味 由来
あるようです。

 

そこで今回は、お正月の子供の遊びに込め
られた意味や由来
についてご紹介します。

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目次

お正月の子供の遊び・それぞれの意味と由来は?

【室内の遊び】

・福笑い
福笑いは、おかめやおたふくなどの輪郭を
書いた紙の上に、目や鼻、口などといった
顔のパーツを散らします。

 

それを目隠しをした人が適当な位置を予想
しながら置いていく遊びです。

 

目隠しをして並べるので、完成した顔の
配置が乱れていて、それを見て楽しみます。

 

福笑いの起源は、あまり明らかにされて
いませんが、できあがった顔を見ながら
みんなで笑い合うということから・・・

 

「笑う門には福きたる」ということわざに
かけて、新年の福を祈願する意味で行わ
れるようになったようです。

 

また、福笑いが遊び始められた時代も
曖昧です。

 

江戸時代後期から遊ばれ始め、明治時代に
はお正月の遊びとして定着したという説が
有力です。

 

現在では、子供に人気のキャラクター版
もあるので、一緒に楽しめそうですね。

 

 

・百人一首
百人一首は、かるたとしての知名度が高く、
お正月の遊びとして馴染みが深いですね。

 

中学生になると、冬休みの宿題などで
すべて覚える課題などが出たりもします。

 

元々は100人の歌人の和歌を1人1首ずつ
選んで作った、いわば和歌集です。

 

百人一首がお正月の風物詩となったのは、
特に意味があるわけではありません。

 

子供や若者が集まって遊ぶときによく用
いられていたことに由来するようです。

 

特にお正月は、子供が夜遅くまで起きて
遊ぶことが許されていたので、室内で
遊べるものとして広まったようです。

 

江戸時代後期になると、百人一首のため
の会を開く風習も生まれたようです。

 

今では、日本一を決める大会なども普及
し、目にも止まらぬ早業を披露する競技
者もいますね。

 

 

・いろはがるた
いろはがるたも百人一首と同じで、子供
や若者が集まって遊ぶときに用いられて
いました。

 

百人一首とは違い、いろいろなことわざが
使われているので、子供が覚えやすくなり
一石二鳥の遊びです。

 

 

・双六(すごろく)
双六は、サイコロを振って出た目の数だけ
双六盤のマス目を進める遊びです。

 

一般的に遊ばれているのは絵双六といって、
そのルーツは、極楽浄土への道筋を示した
「浄土双六」だといわれています。

 

そこから変化して、東海道五十三次の
「道中双六」も普及しました。

 

徐々に偉くなっていく「出世双六」が人気
となり、お正月の定番の遊びとなりました。

 

近年では、「人生ゲーム」が人気を集め、
子供と大人が一緒に遊ぶことも多いです。

 
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【屋外の遊び】

・凧揚げ
凧揚げは、元々は中国で占いや戦の道具と
して使われていたという由来があります。

 

日本に伝わってからは貴族の遊びとして
楽しまれるようになりました。

 

江戸時代には、男の子が生まれたお祝い
として凧揚げをするようになりました。

 

「立春の季に空に向くは養生のひとつ」
といわれるように、旧暦の新年である立春
に空を向く遊びとして広まりました。

 

このことから、お正月に凧揚げをするのは、
その年1年間を元気に過ごせるようにという
願いが込めています。

 

また、願いを凧に乗せて、風によって天
まで届けるという意味もあるそうです。

 

 

・羽根突き
羽根突きは、羽子板というラケットを使い、
クロムジの実でできた羽根をつく遊びです。

 

お正月に羽根突きをすることは、1年の厄
をはね、子供の健やかな成長を願うためと
いわれています。

 

使われるクロムジの実は「無患子」と書き、
「子供が患うこと無し」という意味を持つ
ものです。

 

また、羽根突きといえば、打ち損じた人の
顔に墨を塗ることでも有名ですね。

 

顔に墨で落書きをすることも、魔除けの
おまじないの意味を持っています。

 

そのため、女の子が生まれてから初めての
お正月には、家に飾りのついた羽子板を飾
るという習慣もできました。

 

 

・コマ回し
コマ回しは、元々は縁日の余興として行わ
れていて、コマを使って曲芸をする芸人は、
子供たちの人気の的となっていました。

 

その憧れから子供たちもコマ回しに夢中に
なり、お正月の定番の遊びへと変化して
行きました。

 

ただコマを長時間回せばいいというわけでは
なく、コマ同士をぶつけて戦う当てゴマや、
曲芸のように技を披露して競い合う遊び方
なども誕生しました。

 

真っ直ぐに芯が通っていることや、その回る
姿から「お金が回る」という意味もあります。

 

お正月に回すと縁起が良いとされているわけ
です。

 

 

いかがでしたか?

最近では、テレビゲームや携帯用ゲーム機で
遊ぶ子供も増え、昔ながらの伝統的な遊びも
減っているようです。

 

日本の伝統文化を守るという意味でも、
お子様と一緒に遊んでみてはいかがですか。

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