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クロユリの花言葉と由来!佐々成政に呪いをかけた黒百合伝説!

クロユリ 花言葉

クロユリの花言葉と由来!佐々成政に呪いをかけた黒百合伝説!ユリとは違って、あまりいいイメージ
のない クロユリ

 

よく見る真っ白なユリとは違って、
クロユリはちょっと怖い感じがします。

 

不吉な花とさえ言われているこの花
ですが、イメージ通りの怖い花言葉
持っているのでしょうか?

 

そこで今回は、クロユリの花言葉と
その由来や特徴
などを紹介します。

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目次

クロユリの花言葉とその由来は?

クロユリの花言葉は 「愛」「呪い」
の2つです。

 

「愛」とはアイヌの言い伝えに由来する
といわれています。

涼しい高地を好むクロユリは、北海道にも
昔から自生していて、アイヌの人々にも
馴染みのある花でした。

 

「好きな人の近くにクロユリの花をそっと
置いておき、その花を相手が誰だか知らず
に手にとったら2人は結ばれる」
という
言い伝えがありました。

 

これが「愛」という花言葉がついた
一番有力な説だとされています。

 

「呪い」という花言葉は、戦国時代の
ある出来事に由来すると言われています。

 

戦国武将の 佐々成政のお気に入りの
側室に 早百合(さゆり)という美女が
いました。

彼女は成政に大変寵愛され、お腹に
子を宿していたました。

 

しかし、成政があまりにも早百合を
可愛がっていたため、他の女性から
妬まれてしまったようです。

 

早百合が密通しているというだけでなく、
お腹の子も 成政の子ではないという噂を
流されてしまったのです。

 

噂を信じた成政は怒り狂い、早百合の
一族を皆殺しにして、最後に彼女を
惨殺してしまいました。

 

その際、彼女は「呪いの言葉」とも
とれる遺言を残しています。

「3年経って立山に黒いユリが咲いたとき、
佐々家は滅びるでしょう」
という言葉です。

 

すると、佐々家は本当に失脚し、成政は
切腹して果てています。

 

本当に呪いによるものかはわかりませんが、
いわゆる 「黒百合伝説」として語り継がれ
てきました。

 

 
また、最近では「クロユリ団地」という
ホラー映画もありましたね。

 

映画のなかではクロユリに関することは
一切出てこないのですが、この花には
「呪い」のイメージが強いのでしょうね。

 

日本の、そして戦国時代の話に由来する
花言葉も、非常に珍しい気がします。

 

クロユリの特徴

クロユリは6~8月に咲く花で多年草です。

 

クロユリと言われるので勘違いされやすい
ですが、色は真っ黒ではなく、 暗紫褐色
黒紫色の花を咲かせます。

 

高山や山地に生息しており、本州や北海道
に咲くものをミヤマクロユリ、北海道以北の
低地に分布するものをエゾクロユリと呼びます。

 

 
ユリという名前がついているので、同じ種類で
ただ色が違うだけだと思われがちですが、実は
ユリとは全く異なる植物です。

 

クロユリはフリチラリア属、ユリはリリウム属
となっています。

 

また、とても独特な匂いを放ち、人々からは
悪臭と呼ばれて嫌われている点も、ユリとは
大きく異なります。

 

この匂いにハエがおびき寄せられ、ハエに花粉
を運ばせて受粉しているようです。

 

そのため、クロユリを観賞用として買う人は
少ないとされています。

 

 

いかがでしたか?

決して万人に好まれる花ではありませんが、
「愛」という花言葉だけが救いのようですね。

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