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立夏の候の読み方と意味!時期はいつ?時候の挨拶例文も!

立夏の候 意味

立夏の候の読み方と意味!時期はいつ?時候の挨拶例文も!昔と比べると、 手紙を書く機会は随分減ったようですね。

メールやLINEなどのスマホアプリを使ったチャットなど、
コミュニケーションの方法が手軽になりましたので…。

 

もはや手紙の書き方さえも知らない方も
多いのではないでしょうか。

でも、こんな時代だからこそ、「時候の挨拶」
使いこなせる大人って、格好良くありませんか?

 

これからの季節だと 「立夏の候」を使う機会も
増えてくると思います。

 

ビジネスの場でも、クライアント向けに手書きの
手紙を出すだけで印象が大きく変わります。

教養として知っていても損はないはずです。

 

そこで今回は、「立夏の候」の読み方や意味、
時期、使い方
についての情報をご紹介します!

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目次

立夏の候の読み方と意味

「立夏の候」は「りっかのこう」と読みます。

「立」という字は、 季節の始まりを意味し、
立夏の他にも「立春」「立秋」「立冬」がありますね。

 

立春や立冬などは誰もが聞いたことが
あるかと思います。

 

ちなみに、「春分」「夏至」「秋分」「冬至」のように
「分」「至」はその 季節の中間を表します。

 

そして「時候の挨拶」とは、季節ごとの気候や天候に
応じた挨拶のことで、心情や季節感を表現する礼儀文です。

 

漢語調日本語調の慣用的な表現や語句があり、
「立夏の候」は漢語調の季節の挨拶のうちの1つです。

つまり、 「夏の始まりの季節になりました。」
という意味として使います。

 

 

立夏の候の時期は?いつ?

「立夏」は「夏の始まり」ですが、暦の上では、
5月5日~6日と、多少ズレが生じます。

また、季節の上では5月は春ですが、
旧暦では、もちろん夏なのです。

 

ちなみに、4月から6月までが旧暦の夏なので
立夏は 5月(夏)の季語となっています。

そして使う時期として適切なのは
5月5日頃~5月21日頃までとなります。

 

5月21頃になると「小満」という
次の節気がやってきます。

時候は24に区分されているため、1つ1つの
季語が使える期間は短いです。

 

「二十四節気」を意識できるようになると
適切に時候の挨拶を使いこなすことができ、
風流を感じさせる文が書けるようになります。

 
そして、二十四節気の1つ1つの節気には、
次の節気の前日までという 「期間としての意味」
あることも覚えておきたいですね。

 

 

立夏の候の使い方・時候の挨拶の例文と結び

立夏の候を使った例文をいくつかご紹介したいと思います。

まずは手紙の冒頭(頭語のあと)に時候の挨拶を書きましょう。

たとえば・・・

・拝啓 立夏の候、新緑がすがすがしい季節になりました。
・拝啓 立夏の候、緑芽が日増しにその色を増しています。
・謹啓 立夏の候、若葉が美しい季節となりました。

 

「結び」としては、「安否の挨拶」を入れるのがマナーです。

たとえば・・・

・風が快い季節となりましたので、外へお出かけになるのもよいですよ。敬具
・寒暖の差が大きい季節柄、なおいっそうご自愛ください。謹白

といった結びで良いでしょう。

 

なお、特にビジネスの場では、こうした
時候の挨拶と安否の挨拶をまとめて一文にすることで
スッキリと表現することもあります。

・拝啓 立夏の候、皆様お元気にお過ごしと存じます。
・拝啓 立夏の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

といった挨拶は良く見かけると思います。
 

「謹啓」を頭語、「謹白」「謹言」を結語として用いる場合は、
非常にかしこまった文章となり、 お詫び状などには最適です。

 

 

いかがでしたか?

手紙の書き方ひとつでも色々とマナー
あることに驚きませんでしたか?

 

これを読んで手紙を書いてみたいと
思って頂けたら私としても嬉しい限りです!

 

風薫る新緑の中、皆様のますますのご健勝をお祈りいたします。

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