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ノロウイルスが流行する時期は?牡蠣から感染する理由は?

ノロウイルス 時期

ノロウイルスが流行する時期は?牡蠣から感染する理由は?ノロウイルスによる
食中毒のニュースを聞くことがあります。

どの時期に多いというより、年間を通して
どこかでニュースになっているように思われますが、
流行のピークはいつなのでしょうか?

 

また、ノロウイルスによる食中毒は
どのようにして発症するのでしょうか?

冬に美味しくなる牡蠣とノロウイルスの関係は?

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目次

ノロウイルスが流行する時期は?ピークは?

これまで、ノロウイルスは11月に入ると
流行の兆しが見え始めるとされてきました。

12月中に一度ピークを迎え、
一旦おさまってから再度、
年明けから3月に流行すると言われてきました。

 

しかし最近では、その時期に限ったことでは
ないと言うのです。

春から秋にかけても患者の発生報告が
聞かれるようになりました。

 

東京都感染症情報センターの報告によれば・・・

2013年、2014年ともに、ピーク時よりは少ないとはいえ、
春から夏にかけての時期にも、一定数の患者が発生しています。

 

ノロウイルスへの感染は冬から春の期間にのみ
注意すれば良いものではなくなってきています。

 

ノロウイルスにどうして感染するの?どんな症状が出るの?

ノロウイルスの感染は 経口感染、すなわち
食べ物にノロウイルスが付いていた場合が多いです。

 

また、我が子が苦しんでいるのを
夢中で介抱している親にありがちなことも。

看病しているうちにウイルスに触れた手指を

よく洗わないで自分の口に触れてしまった、

吐しゃ物などの飛沫を浴びてしまった、

などでもおこります。

 

ノロウイルスに感染すると、吐き気、嘔吐に始まり、
下痢、腹痛などがおこります。

発熱を伴う人もいますが、
大抵は37~38度くらいの微熱程度です。

そして、これらの症状は急激にやってきます。

 

激しい腹痛や繰り返す下痢や嘔吐で
かなりつらいものです。

しかし、多くの場合、
発症からち24時間程で症状は落着き、
数日で回復します。

 

 

ノロウイルスの検査は?

ノロウイルスに感染しているかどうかの検査は、
普通の医療機関では行うことができません。

また、専門の機関での検査も
結果がすぐに出るものではありません。

 

たとえ検査を行ってノロウイルスに
感染していることが判明しても、
特効薬があるわけでもありません。

 

下痢や嘔吐などの症状は、ウイルスを体外に
排出するためのものですから、それらを
薬で止めることは逆効果になってしまいます。

 

栄養と脱水症状に気を付けて
安静にしているしかないのです。

但し、同じ食事をした人が多数発症しているなどの
集団感染が疑われる場合は、 保健所で検査を行います。

 

これも、原因は判明しますが
すでに食べてしまった人にとっては
あまり意味のある話ではありません。

その後の発生を防ぐ意味合いが強いです。

 

ノロウイルスが牡蠣から感染する理由は?

冬は 牡蠣の美味しい季節です。

牡蠣鍋や牡蠣フライのようにしっかり
火を通した料理の場合は問題ありません。

 

ノロウイルスは熱に弱いので、85度以上で
1分以上加熱されれば死んでしまうのです。

この場合の加熱は食材の中心部まで
しっかり行われる必要があります。

 

問題は牡蠣をで食べる場合です。

牡蠣などの貝類は、餌として
プランクトンを海水ごと取り込んでいます。

その海水にノロウイルスが含まれていると、
一緒に牡蠣の中に取り込まれ、蓄積されていきます。

 

牡蠣の中でノロウイルスが増殖することはないのですが、
死ぬこともなく排出されることもありません。

その牡蠣を人間が食べる事により
人間の体内にノロウイルスが侵入します。

 

人間の体内に侵入したノロウイルスは
腸の粘膜にとりついて増殖します。

ノロウイルスは100個以下でも
感染症を発症する場合があります。

 

体内にノロウイルスを保持した牡蠣を
生やさっと湯通しした程度で口にすれば、
感染する確率は非常に高くなります。

 

とは言っても、シーズン中に一度は
生牡蠣を食べたいものです。

その場合は、保健所の検査に合格した
指定の海域で養殖された「生食用」として
販売されているものを選ぶようにしましょう。

 

ノロウイルスによる食中毒は怖いですが、

・手洗いをしっかりする

・野菜などはよく洗う

・食材には中まで充分火を通す

などの対処を行えば避けられるものです。

食中毒によって名前が挙がる牡蠣も
十分加熱して食べれば問題ありません。

 

生で食べたければ、指定海域で育てられた物を
選べば感染を避けることができます。

充分注意しながら過度に恐れず、
冬の美味しい食材である牡蠣を楽しみましょう。

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