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うどん、そうめん、ひやむぎの違いとは?

うどん、そうめん、ひやむぎの違いとは?夏になってそうめんを頻繁に食べているうちに
「うどん」「そうめん」「ひやむぎ」の違いはどこにあるのか?
と疑問に思ってしまいました。

確かに 麺の太さなどに差がありますが、
材料などにどんなものが使われているのかも併せて調べてみました。

今回は、それらの違いについてご紹介したいと思います。

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目次

うどんの発祥や定義とは?

うどんの誕生には諸説がありますが、起源は 中国になるようです。

奈良・平安時代に中国から伝えられ、
室町時代の頃から庶民的な食べ物として、その幅が広がって行きました。

 

日本での発祥地は福岡県の博多だといわれており、
香川県の讃岐のような麺ではなく、いわゆる「コシ」が少ないタイプです。

 

作り方は、小麦粉に少量の塩を加え、水を加えてこねて薄くのばし、
細く切ったら茹でて出来上がりとなります。

基本的に7mm以上の太さのものをうどんといいます。

最初は熱い汁に浮かせて食べられていたのが 「温飩(うんとん)」で、

後に温が「饂」と書き換えられるようになり、

「饂飩(うどん)」に変化したのだそうです。

 

古い伝統を持つ有名なものとして・・・

・讃岐 ・博多 ・かしわ ・五島 ・あごだし

・ごまだし ・稲庭 ・桐生 ・館林 ・水沢 ・武蔵野

などがあります。

 
日本各地で、麺のコシ出汁にもかなり違いがあるのも特徴です。

 

 

そうめんの発祥と定義とは?

発祥地は、 奈良県の三輪地区であり、
高級ブランドにふさわしい味と伝統があるといわれています。

一般的に麺の作り方は 中国から伝わってきたと考えられていますが、
起源や歴史となると、諸説あるようではっきりしていません。

奈良時代に中国から伝わってきたという説が有力視されています。

 

「索餅(そうびん)」という麺に
打ち粉をして手で伸ばす製法が伝えられ、
日本では 「麦縄(むぎなわ)」と呼ばれていたのだそうです。

 

小麦粉に食塩水を加えてこねた後、
植物油を塗って細く引き伸ばし、日にさらして乾燥させると完成します。

 
麺の太さは0.8~1.3mmといわれており、
茹でたり、煮込んだりして食べるのが一般的ですね。

 

伝統的なそうめんは、

・三輪 ・小豆島 ・島原 ・五色 ・南関

などが有名です。

 

我が家では「揖保の糸」「島原の糸」がほとんどですが、
麺の太さが若干違うだけで茹で時間もかなり違うイメージです。

アルデンテじゃないとダメなんです。(笑)

 

 

ひやむぎの発祥と定義とは?

ひやむぎの歴史にも諸説あります。

奈良時代に伝えられたそうめんが、室町時代になると

切麺、切麦、冷麦、冷麺、切冷麺などという表現が

用いられるようになりました。

 

元々の発祥地は江戸時代の蕎麦屋ですが、
「手延べひやむぎ」の場合、 三重県四日市市大矢知地区だといわれています。

全国的にはそうめんの方がメジャーですが、
愛知県などではよく食べられているようです。

 

小麦粉を塩と水で練ったものを切って、麺状にしたものなので、
材料の面では、うどんやそうめんとさほど違いはありません。

夏に冷やして食べることが一般的ですが、
地方によってはほとんど食べない場合もあります。

 

麺の太さは1.3~1.7mmのもので、 平たい麺もあります。

歴史が浅いためか、または全国的に生産量が少ないせいか、
ブランド品は非常に少ないです。

 

こうして調べてみると、歴史的な背景や麺の太さだったりと、
うどん、そうめん、ひやむぎの違いが少しわかったような気がします。

材料はほとんど同じでも、
食感が違ったりコシが変わるだけで、人の好みも大きく変わりますね。

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